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新型インフル 騒ぎすぎる?

 新型インフルエンザをめぐる対応に「騒ぎすぎだ」とする声が出始めた。行政の対策が過剰、報道が大げさだとする批判、マスクだらけへの皮肉、いたずらに恐れることへの自戒などだ。昨年来の経済危機で、日々の経済ニュースに不安をかりたてられてきた。騒ぎすぎだとすると、もともと落ち着かない気分だったせいかもしれない。きょうのテーマは「新型インフル 騒ぎすぎる?」とした。

新型インフルエンザは国内での感染の広がりを受け、先週末、メキシコ、米本土、カナダからの旅客便の一律機内検疫を終了するなど、水際作戦が簡素化された。それまでは大量の人員が空港などに投入されてきた。

 東京都の石原慎太郎知事(76)は22日の定例会見で、新型インフルエンザの報道などを「ちょっと騒ぎすぎじゃないか」と指摘した。また、米紙ニューヨーク・タイムズは、日本人のマスク、手洗いの徹底に言及して、感染症など海外からの病気に「日本人はパラノイア(偏執症)であることで知られる」と伝えた。

■マスク信仰

 大勢の人々がマスクをしている光景は、欧米人には異様に映ることだろう。2003年、東アジアで広がった新型肺炎(SARS)がカナダ・トロントにも飛び火したため、現地で取材した。「マスク着用の人々」の写真はSARS報道の定番だったのだが、香港などと違い、トロントでマスクをした人は一人もおらず戸惑った。

 見知らぬ者同士がエレベーター内などで居合わせた場合、日本人なら相手の顔をじろじろ見たりはしない。一方、欧米では互いに笑顔を見せ、「こんにちは」と言い合う。そうして、自分があやしい人物でないとアピールするのだ。マスクを着用しているとそんなふうにはできない。欧米人がマスクを嫌う一因ではないかと思える。

 厚生労働省のホームページでは、「せき、くしゃみが出たらマスクを着用しましょう」と勧めている。うつさないことには効果があるようだが、予防できるとは言っていない。

■先行きを悲観

 さて、先週、多くの人にとって最も衝撃的だったニュースは、新型インフルエンザ関連でなく、日本の1−3月期の国内総生産(GDP)がかつて例を見ないマイナスを記録したというものではなかっただろうか。20日付新聞各紙の夕刊1面にはそろって「GDP年率15.2%減」と「戦後最悪の下落」の見出しが躍った。

 22日には、日銀の白川方明(まさあき)総裁(59)が記者会見で、景気は最悪期を脱したとの見方を表明する。景気には下げ止まりの兆しも出ていた。それでも、1〜3月期のGDPが「戦後最悪の下落」であったことに違いはなく、騒がしい報道になっても仕方なかった。

 この経済危機はそもそも、米国の住宅バブルの崩壊である。日本の経験からして、崩壊間違いなしの住宅バブルであったにもかかわらず、放置され、はじけて金融危機となり、世界的な景気悪化を招いた。日本でも輸出の低迷、失業の増加、倒産、所得の減少など、経済ニュースは暗いものばかりであり、新型インフルエンザという強敵を迎え撃つには日本人の気持ちが弱かったかもしれない。

■危機に強い都市

 米ニューヨーク市では先月末、高校で集団感染が確認されたが、ビジネスや市民生活は普段通りで、大きな混乱はなかった。また、介護関係者の話では、国内感染者が確認された神戸市では、通所施設に休業要請の出た期間、ヘルパーの人員が要介護度の高い人を優先して手際よく確保された。

 テロや震災といった危機を経験した都市は、対応が落ちついている印象があるが、どうだろう。(内畠嗣雅(うちはた・つぐまさ)/SANKEI EXPRESS)

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/natnews/medical/257860/

確かに、騒ぎすぎという感じもあるが・・・
でも、どこのドラッグストアにいってもマスクが売り切れなのには
ビックリするね。

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